DUO Select 例文解説メモ #310
DUOセレクトの例文310本目です。
all living thingsで「全ての生物」という表現です。
海外ドラマのFriendsの迷子の猫の飼い主をアパート内で探しているシーンで、they hate all living things, right?(この部屋の人はみんな生き物嫌いでしょ?)という表現が使われていました。学んだ単語が生の英語で使われているのを見つけるとちょっとテンションが上がりますね。
A is composed of B
「AはBから構成される」という意味の表現。この表現で使われている動詞composeは「作曲する」「組み立てる」等の意味を持っており、語源は、com(一緒に)+pose(置く)→「何かと一緒に置く」ということ。ここから「アレンジする」「一緒に書く」等のニュアンスとなり前述の意味につながっている。
そのため、A is composed of Bという形で「AはBという要素と一緒に置かれている」となり意訳すれば冒頭の意味となる。なお、前置詞ofは「原料・要素」の意味となる。
composeとconsistの違い
DUO3.0に出てくるconsistはcomposeと似たような意味を持っており、混同・比較されることが多い単語だと思う。文法的な違いを言えば、consistは自動詞で、composeは他動詞となる。
「XはA, B, Cから成り立つ」という表現をconsistとcomposeを使ってそれぞれ書けば、①X consists of A, B and C、②X is composed of A, B and Cとなる。
基本的に①②は言い換え可能なようだが厳密には、①XはA、B、Cのみで出来ている、②A、B、CがXの中で何らかの構造や組織を形成するというニュアンスがあるらしい。
この辺りは、①consistは「しっかり立っている」という語源イメージからその構成要素を列挙する形、②composeは「一緒に置く」という語源イメージから置かれたものとの関係性に焦点を当てていることによるものだと推測。
▶️(参考)DUO3.0の例文175:A is composed of B(AはBから構成される)
cell
「細胞」「小区画」「携帯電話」等の意味を持つ名詞。前の例文で出てきたcell phone(携帯電話)で少し触れているので、そちらの内容を読み返してもらえると理解が深まると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文174:cell(細胞)
contain
「含む」「抑える」等の意味を持つ動詞。語源は、con(一緒に)+tain(保つ)→「何かを一緒に保つ」ということ。ここから、容器の中に何かを閉じ込めるというようなニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。なお、longmanには、日常的にはhave A in…(Aを…に保つ)という表現の方がよく用いられるとの説明がされている。
▶️(参考)DUO3.0の例文018:contain(含む)
substance
「物質」「実体」「真実」「重要性」等の意味を持つ名詞。語源は、sub(下に)+sta(立つ)→「下に立っているもの」ということ。ここから、表面下にある実体や真実といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文175:substance(物質)
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