DUO Select 例文解説メモ #208
DUOセレクトの例文208本目です。
quite
quiteは「完全に」「極めて」「かなり」等の意味を持つ副詞(名詞としての意味もある)。語源は、qui(休む)を語根に持ち「休む」→「解放する」→「完全に」といったニュアンスに派生した単語となる。後に「完全に」という意味が少し弱められ、「かなり(=fairly)」という意味も持つようになっている。
<動詞quit(止める)からのアプローチ>
動詞quit(止める)も上述したquite同様にqui(休む)を語根に持つ単語となる。語源は「休む」→「解放する」→「止める」といった具合に意味がつながっている。そのため「止める」→「完全に」という紐付けでも便宜上はよい気がする。
▶️(参考)DUO3.0の例文492:quite a few people(大勢の人)
be pleased with…
「…に満足している」という意味の表現。この表現で使われているpleasedは動詞pleaseの過去分詞が形容詞化したもの。なお、動詞pleaseは「(人を)喜ばせる」「(人を)満足させる」といった意味を持っており、これは語根plea(喜ばせる)を持っていることに由来している。
そのため、be pleased with…という形で「…に喜ばされている」となり冒頭の意味につながっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文156:Please…(…してください)
surroundings
「(人・モノなどを取り巻く)周囲」「周辺」「環境」等の意味を持つ名詞。語源は、surround(囲む)+ing(名詞語尾:現在分詞語尾)→「囲むこと」となり冒頭の意味につながっている。
ちなみに、動詞surround(囲む)の語源は、sur(越えて)+und(波)→「波が堤防を越えて水で溢れさせる」ということ。これが、後にround(周囲)という単語の影響を受けて「周りを取り囲む」といった現代の意味を持つようになっている。
なお、surroundingには形容詞や前置詞の意味もあるが、名詞として使われる場合にはこの例文のように複数形となるのでその辺りも意識しながら例文暗唱するとよいと思う(複数形になる理由は色々なものが周囲にあるためだと思う)。
▶️(参考)DUO3.0の例文509:surroundings(環境)
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