DUO Select 例文解説メモ #041
DUOセレクトの例文41本目です。
theory(理論)とpractice(実践)に関する文章です。物事は理論通りには進まないことが多いので覚えておけばそのまま使えそうな表現です。
keep in mind that…
「…ということを心に留めておく」という意味の表現。分解して考えれば、keep(保つ)+in(範囲)+mind(心)→「心の範囲に保っておく」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文185:keep in mind that…(…ということを心に留めておく)
theory
「学説」「理論」「(個人の)論」等の意味を持つ名詞。語源は、ギリシャ語のtheoría(真実を観ること)に語源があると言われている。theoríaと同じ語源でtheを含む単語としてはtheator(シアター、劇場)があるので、見る(観るではないが)というニュアンスがあるのは想像に難くないと思う。
本題に戻って、theoryは「真実を観る」→「科学的な思考に基づいて作り上げたもの」という流れから上述の意味につながっている。また、裏付けのない持論や個人的な意見にも拡張され「(個人の)論」も意味するようになっている。
▶️(参考)DUO3.0の例文055:theory(理論)
practice
「練習」「訓練」「実践」「実行」「習慣」等の意味を持つ名詞。語源から追ってみようと思ったがあまりしっくりこなかったのでput something into practiceという表現の定義(longman)を切り口に考えてみる。
同表現は、longmanに「アイデアや計画を実際にスタートし、それが効果かどうかを確かめる」との説明がされている。ただ実践・実行するだけでなく、それが効果的であるかどうかというのがこの表現のポイントに感じる。
話しが少し変わるが、物理の世界で理論と実践というのは、theory and practiceと言う。目の前の現象をよく観察し、その原理(理論)考え、それが正しいかどうかを実践(実験)して確かめる。実践(実験)結果が理論に合わなければ理論自体が間違っているか、それとも実践(実験)が上手くいってないかのどちらかとなり、それを何度も繰り返して今の物理学ができている。
以上のことから考えると、longmanの説明にある「効果的であるかどうかを確かめる」という部分も理解できるし、実践を繰り返すという行為から、practiceが練習、訓練、習慣という意味に派生するのも納得がいく。
▶️(参考)DUO3.0の例文084:put A into practice(A(計画・考え等を)実行する)
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