DUO Select 例文解説メモ #159
DUOセレクトの例文159本目です。
tellの「分かる」という意味をしっかりと押さえておきたいです。
tell(分かる)という意味は、海外ドラマのFriendsでも何回か出てきました。例を挙げる次の①②です。①ゲイ疑惑を持たれている話者がゲイの人に対して、So you can tell?((自分がゲイじゃないことを)お前は分かるのか?)というシーン、②行為をしてしまった相手が高校生だと発覚し、hard to tell((高校生だと)分からなかった)と言っているシーン。
tell
ここでは「分かる」という意味で使われている。tellはメッセージを伝えることに重きを置く動詞で、通常は伝える相手と内容を目的語に取る。例を挙げれば、I’ll tell you their contact details(彼らの連絡先をあなたに伝えます)ということ。加えて、「伝えることができる」ということは「自分は知っている」「分かっている」ということに他ならないため、tellは「分かる」というニュアンスも持った単語となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文010:tell fact from fiction(現実と虚構の区別をする)
at a glance
「一目で」という意味の表現。この表現で使われているglanceは「サッと見ること」「(ボールなどが)それること」等の意味を持つ名詞となる(動詞の意味もある)。語源は、gla(冷たい)という語根を持ち、古フランス語のglacier(滑る)を経て、「滑る」→「(ボールなどが)それること」という具合に意味が派生している。また、スペルが似ているgl(輝き)という語根の影響も受けており「一瞬」というニュアンスから「サッと見ること」という意味も持つ単語となる。そのため、at a glanceという形で、at(点)+a glance(サッと見ること)→「一点をサッと見て」となり意訳すれば冒頭の意味となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文505:at a glance(一目で)
genuine
「真の」「本物の」「正直な」等の意味を持つ形容詞。語源は、gen(生まれる)+ine(名詞語尾)→「生まれる」ということ。ここから「生まれつきの」→「純正の」「正真正銘」「本物の」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。
また、ラテン語のgenu(膝)に由来するという説もあり、これは当時の習慣で父親が生まれた子供を膝の上に載せて認知することから。
▶️(参考)DUO3.0の例文062:genuine(本物の)
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