DUO Select 例文解説メモ #299
DUOセレクトの例文299本目です。
resident
「居住者」「住民」等の意味を持つ名詞。語源は、re(後ろ)+sed(座る)+ent(人)→「後ろに座る人」ということ。ここから「後ろにどっしりと居座る人」といったニュアンスとなり冒頭の意味につながっている。座る人→居座る人→「住人」という流れとなる。
▶️(参考)DUO3.0の例文251:resident(住民)
protest
「抗議する」「異議を唱える」「主張する」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は、pro(前に)+test(証言する)→「皆の前で証言する」ということ。ここから、①語源の意味通りで→「主張する」、②反対するという意味合いに派生して→「抗議する」「異議を唱える」という具合に冒頭の意味につながっている。
身近な単語としては、中学の社会で習うプロテスタント(キリスト教の一派で、カトリック教会に反抗して宗教改革を行った新教)があるので、ここからprotestという単語が「反対」という意味合いをもっているということをつなげてしまうのが個人的にはよいと思う。なお、語根test(証言する)はDUO3.0の例文で出てくるtestimony(証言)にも使われているので、そちらの内容も読んで頂けると単語のつながりが強化されると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文436:protest(抗議する)
construction
「建造」「建設」「工事」等の意味を持つ名詞。語源は、con(一緒に)+struc(建てる)+tion(名詞語尾)→「色々な部材を使って建てる」となり冒頭の意味につながっている。なお、反対語となるdestruction(破壊)はDUO3.0の例文に出てきているのでそちらの内容も読んで頂けるとイメージが強化されると思う。
▶️(参考)DUO3.0の例文274:construction(工事)
power plant
「発電所」という意味の表現。plantには名詞で「植物」という意味があるが(動詞では植えるという意味もある)、植える→育てる→「何かを収穫する」という部分が「何かを作り出す」という風に発展し、工場という意味も持つようになっている。
工場と言えば、factoryを思い浮かべる人もいると思うが、一般的な日本語でいう工場(自動車工場、何かの製造工場等)はfactoryが使われるのに対し、plantはもう少し規模の大きいものや、原料加工する場所(発電所、石油プラント等)に使われる。
この例文では、theをつけて特定しているので、この例文の前にある文章で出てきたpower plant、もしくは、この文章の話し手・聞き手が思い浮かべるpower plantが一意に決まる状況となる。
▶️(参考)DUO3.0の例文036:power plant(発電所)
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