【スティーブ・ジョブズのスピーチ徹底解説】スタンフォード大卒業式⑧

2022年3月26日YouTube上の英語教材

管理人
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有名なジョブズのスピーチ解説メモです。

DUO3.0の解説と絡めて説明しています。

全体ページはこちらを参照ください。

癌と診断されたときの話。余命半年と言われたら、自分だったらどうするだろうと思ってしまいます。

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動画

本文(日本語+英語)

  • About a year ago, I was diagnosed with cancer.
    約1年前私はガンと診断された。
  • I had a scan at 7:30 in the morning and it clearly showed a tumor on my pancreas.
    朝7:30にスキャンを受け、膵臓(すい臓)にはっきりと腫瘍が映っていた。
  • I didn’t even know what a pancreas was.
    私は膵臓とは何かも知らなかった。
  • The doctors told me this was almost certainly a type of cancer that is incurable, and that I should expect to live no longer than three to six months.
    医者は私に言った。これはほぼ確実に治療不能な種類のガンだと。そして3~6か月以上長くは生きられないと考えるべきだと。
  • My doctor advised me to go home and get my affairs in order, which is doctor’s code for “prepare to die".
    医者は家に帰って身辺整理をするように勧めた。これは医者の言葉で死の準備をせよということだ。
  • It means to try and tell your kids everything you thought you’d have the next ten years to tell them, in just a few months. It means to make sure that everything is buttoned up so that it will be as easy as possible for your family.
    子供にこれから10年間に教えようと思っていたことすべてをたったの数ヶ月で教えろということだ。可能な限り家族が困らないように万事準備が整っていることを確かめておけということだ。
  • It means to say your goodbyes.
    別れの言葉を言っておくようにということだ。
  • I lived with that diagnosis all day.
    その診断結果を一日中考えて(頭から離れず)過ごした。
  • Later that evening I had a biopsy where they stuck an endoscope down my throat, through my stomach into my intestines, put a needle into my pancreas and got a few cells from the tumor.
    その夜遅く生体検査を受けた。つまり、内視鏡を喉、胃、腸を通して膵臓に針を刺し腫瘍から何個か細胞を採取したのだ。

解説メモ

About a year ago, I was diagnosed with cancer.

  • be diagnosed with…で「…と診断される」という意味。この表現で使われているdiagnoseは「診断する」という意味で、語源は、dia(間を通って)gno(知る) →「対象の中を通って知る」→「知り抜く」というイメージ。ここから前述の「診断する」という意味につながっている。日常的には医師による診断という意味でよく使われるがそのニュアンスも上述の内容から理解できると思う。
  • cancerは「癌」という意味。
    📘cancer:DUOの例文#061で説明済み

I had a scan at 7:30 in the morning and it clearly showed a tumor on my pancreas.

  • 医療用語なのであまり身近では使わないが、tumor(腫瘍)、pancreas(すい臓)という意味。ちなみに、tumorの語源は「盛り上がる」ということ。同じ語源を持つ身近な単語にthumb(親指)がある。
pancreas
tumor
(盛り上がってる感)

The doctors told me this was almost certainly a type of cancer that is incurable, and that I should expect to live no longer than three to six months.

  • tell me (that) A, and that Bで「私にA、そしてBということを伝える」ということ。Aの前にthatが省略されているのが分かると全体が理解できると思う。
  • certainlyは「確実に」という意味。語源は「対象をふるいにかけて残ったもの」という感じ。そこから「確実に」というニュアンスが生まれる。詳細を知りたい方はDUOの解説を読んで頂ければと思う。
    📘certain:形容詞形はDUOの例文#027で説明済み
  • incurableは「治療不能な」という意味。分解すれば、in(反対)+cure(治療)+able(可能)→「治療できない」ということ。incurable disease(不治の病)という表現もある。
  • expect to…で「…であることを予測する」という言意味
    📘expect A to do:DUOの例文#087で説明済
  • no longer than…で「長くても…」という意味の表現。

My doctor advised me to go home and get my affairs in order, which is doctor’s code for “prepare to die”.

  • advise A to do Bで「AがBをすることを勧める」という意味の表現。
    📘advise A to do B:DUOの例文#321で説明済
  • get my affairs in orderで「身辺整理をする」という意味。分解すれば、get(得る)+my affairs(自分の色々な事)+in order(秩序の中)→「自分の色々な事を秩序の中に入れた状態を得る」となり冒頭の意味につながる。
    📘affair:DUOの例文#449で説明済
    📘out of order:DUOの例文#124で説明済
    📘in order to…:DUOの例文#136で説明済
  • ,which is doctor’s code for prepare to dieは、関係代名詞の非制限用法。意味としては、前文を受けて「それは医者の言葉で死の準備をしろ」という意味になる。
  • 📘非制限用法:DUOの例文#379486で説明済

It means to try and tell your kids everything you thought you’d have the next ten years to tell them, in just a few months. It means to make sure that everything is buttoned up so that it will be as easy as possible for your family.

  • try and tellは、①try to tell…(…を伝えるように努力する)、もしくは②try to do and tell…(前文発言である身辺整理をして…を伝えるように努力する)のいずれかだと思う。
  • tell your kids everythingで「子供に全てを伝える」ということ。そして「どんな全てか」という部分がyou thought you’d have the next ten years to tell themで説明されている。赤字は挿入句、副詞句的な扱いになるので一旦除外して考えれば「あなたが彼らに伝えなければならない」ということ。これにyou thought(あなたが思う)、the next ten years(次の10年で)という意味を加えれば訳の意味になる。
  • button upは「仕事をきちんと仕上げる」という意味。多分、シャツのボタンを上までしっかり締めるといったイメージから来ているのだと思う。
button upのイメージ
  • so that…で「…するために」という意味。文脈によって「だから…」という意味も持つ。soのコアは「矢印」となるので文脈によって「目的」「結果」の両方になりうるということ。なお、前にコンマがある場合は「結果」になることが多い印象。
  • as easy as possibleで「可能な限り簡単に」ということ。文法的には文法的にはas ~ as…で「…と同じぐらい~」という意味を持つ同等比較。as easy(同じぐらい簡単ですよ)+as possible(可能なレベルを基準として)→「可能な限り簡単」ということ。
    📘as ~ as…構文:DUOの例文#305で説明済み
    📘as soon as possible:DUOの例文#526で説明済

Later that evening I had a biopsy where they stuck an endoscope down my throat, through my stomach into my intestines, put a needle into my pancreas and got a few cells from the tumor.

  • biopsyは「生体検査」という意味。語源は、bio(生命)+opsy(視る)→「生命を視る」ということ。ここから、生きている細胞を摂取して検査するという冒頭の意味につながっている。
  • where以降はbiospyを説明するための非制限用法の関係副詞。非制限用法(関係副詞)の例を挙げれば、I was thinking of that, when it made me smile.(それを想像してたら自然と笑顔になっちゃった)といった感じ。直訳風に訳せば「それを想像していた、その時、それは私を笑顔にした」ということ。本題に戻りこの文章の場合は「biospy(生体検査)を受けた、そこでは…」といったつながりになる。
  • stuckはstick(刺す)の過去形。endoscope(内視鏡)を刺してdown my throat(喉を下っていき)、through my stomach(胃を通って)、into my intestines(腸に到達し)、put a needle into my pancreas(すい臓に針を刺し)、got a few cells from the tumor(腫瘍から何個かのセルを採取した)ということ。人体の器官の位置を思い浮かべながら聞くとイメージしやすいと思う。
    📘be stuck in…:DUOの例文#221で説明済
    📘throat:DUOの例文#058で説明済


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