It is uncertain whether/if…の意味とイメージ ~定型表現攻略~

意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
It is uncertain whether/if…の意味は下記となります。
- 「…かどうか分からない」
- 「…かどうかはっきりしない」
分解→イメージとニュアンス
ここでのitは文法的には形式主語と呼ばれるものとなる。
ただ、大西先生の本には、itは色んなもの(天気、発言、状況など)を受けることができる単語として説明されており、自分の心の中に浮かんだ状況を受けて、それを共有するといった感覚で使われている構文になると思う(It is…that~構文と同じ)。
具体的には、it is uncertain(それはハッキリしてない:それ=話者の心の中に浮かんでいるもの)と発言。ただ、これだとitが何を意味しているのか聞き手は分からないので、それを共有するためにwhether…(…かどうか)と続けて、itが何を意味しているのかを説明しているということ。
もちろん、whether…部分を前に持ってくることは文法上可能だが(*)、主語が長くなってしまうのでitで受けておいて後で説明しているという感覚となる。例文暗唱を通じて、こういった表現を覚えるのはもちろん重要だが、その背景にあるitの受けるという感覚についても意識しながら取り組むとよいと思う。
なお、stillはここやここで説明しているように、語根st(立つ)が入っていることから「じっとしている」というイメージ。そこから、「あることが予想以上に続いている」というニュアンスになり、副詞として「まだ」「いまだに」という意味になる。この表現では、uncertainの部分を強調する意味で使われているのが分かると思う。
(*)It is uncertain if…とwhetherではなく、ifを使う場合は、if節を文頭に持ってこれないので要注意。これは、ここで説明しているように二択以外にifは条件の意味もあるので混乱しないようにするためなのだと思う。
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