all but…の意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
all but…の意味は下記となります。
- 「ほとんど…」
- 「…も同然」
分解→イメージとニュアンス
all butの1セットで副詞のように働きalmostと同じような意味を持つ。ただ、all but a few people…(数名を除いてみんな…)のようにallが名詞(代名詞)の意味で使われる場合は異なる意味になるのでall but =almostという暗記は好ましくない。
この辺りは、anything but…(決して…ではない)で説明したbutの「除く」というイメージから理解できるのでポンチ絵を使って説明していく。
まずは、all but a few people…という表現だが、but(除く)と考えれば「全てから数名を除いた」という意味になるのは理解できると思う。図で表せば左下図のイメージとなる。
このドーナツ部分を副詞的に働かせれば、右上図のようになり「butで一部が除かれている」→「完全に一緒ではないがほぼ一緒」ということになる(真ん中が完全のイメージ)。そのため、butは「除く」という感覚を持っていれば理解できる表現となる。
ちなみに、図は、his reputation was all but ruined(彼の評判はほとんど地に落ちた)という表現を例として図示したものとなっている。
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