as far as A is concernedの意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
as far as A is concernedの意味は下記となります。
- 「Aについて言えば」
- 「Aに関する限り」
分解→イメージとニュアンス
分解して考えると、as far as…は「…の範囲では」「…に関する限り」という意味を持ち、concernはリンク先で説明しているように、con(一緒に)+cern(ふるいをかける)→「一緒に混ぜてふるいをかける」ということ。
以上を踏まえて同表現を直訳すれば、「Aがふるいにかけられる限り」→「ふるいにかけられる対象はAで、ふるいの上に残るモノもAの内容」→「Aについての内容」となり前述の意味となる。 よく、As far as I’m concerned(私の意見としては)という形で使われることが多い印象がある。
as far as…について
同表現は「…の範囲では」「…に関する限り」等の意味を持つが、#305や#335で説明しているように同等比較の考え方を使って理解するとしっくりくると思う。具体的にはas(イコール)であることを踏まえて、前半のasは副詞で「同じくらい~」という程度のイコールを表し、後半のasは接続詞となり「…と比べて」という基準としてのイコールを表すということ。
更にもう一点押さえて起きたのがfarの意味。farはHow far is it from here to there? (ここからそこまでの距離はどのくらい?)というトラベル英語の定番表現から分かるように、距離的な長さをイメージする単語となる。ただ、longmanには、長い時間という意味も掲載されているので、空間的な広がりが時間にも拡張され「farは空間的・時間的な広がり」を表す単語ということができる。
以上のことを踏まえて、as far as…を前から訳していくと、as far(同じぐらい広がってますよ)+as…(基準を挙げれば…と比べてですよ)→「…と同じぐらい広がってますよ」ということ。
そして「広がり」=「範囲」となって「…と同じ範囲で」という意味になる。またその範囲に限定するという見方をすれば「…に関する限り」となる。
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