【意味の違い】argueとdisputeの違い
日本語だと同じ意味になる単語も微妙なニュアンスの差を持っています。これらのニュアンスを理解するのに語源アプローチが有効です。一覧はこちら。
意味の違いとニュアンスの差
「議論する」という意味を持つ動詞としてargueとdisputeがあるので、これらのニュアンスの差についてまとめる。
ネイティブ感覚での使い分けはこのサイトにまとめられているので参考にして欲しいが、同サイトで最初に説明されている雰囲気の差について語源的な背景をまとめると下記のような感じとなる。
- argue:「潔白であることを示す」「全てを明らかにする」というのが語源としての意味になる。ここから、議論で白熱してといった感覚が何となく伝わってくると思う。
- dispute:もともと商業用語で使われており、感情的に言い争っているのではなく、理性的に自分の意見を出し合っているというようなニュアンスとなる。
語源イメージ
それぞれの単語の持つ語源イメージを簡単に下記に纏める。
argue
語源は、語根arg(輝く、白い)を持っており、「白く輝く」→「潔白であることを示す」「全てを明らかにする」ということ。
dispute
語源は、dis(離れる)+pute(考える)→「それぞれ離して考える」ということ。
もともとは商業関係で使われていた用語で、個々のアイテムを別々に離して考え、最後にその合計の計算を示すというような意味で使われていたらしい。
そこから、「見積もる」「評価する」といったニュアンスとなり、その過程で「皆と議論していた」ことから「議論する」と言意味に繋がっている。
語源のイメージから分かるように、感情的に言い争っているのではなく理性的に自分の意見を出し合っているようなニュアンスを持つ単語となる。
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