word for wordの意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
word for wordの意味は下記となります。
- 「逐語的に」
- 「一字一句変えないで」
分解→イメージとニュアンス
本をword for wordに書き取れば「オリジナル文章を一字一句間違えずに正確に写す」となり、翻訳をword for wordにすれば「逐語的に訳す(=一語一語忠実に訳す)」という意味になる。
前者の例では「一語(本)と一語(書き取り)」を対応させて、後者の例では「一語(元の言語)と一語(翻訳言語)」を対応させてと考えればよいと思う。
word by wordとの違い
little by little(少しずつ)という表現があるので、それに倣ってword by wordではダメなのかと考える人もいると思うのでこの辺りについて少しメモしておく。
両者の違いは前置詞となるが、forは「向かって」「交換」という意味合いがあるので上述したように「対応」という感覚になるが、byは「傍」というのが基本的な意味になるので、word by wordであれば「一語の傍に一語」→「文章を一語ずつ」という感覚になると思う。
実際に、word by wordというのは何かを注意深く読むときに使われる表現となり、例を挙げれば、read the report word by word(一語一語レポートを読む=注意深くレポートを読む)というニュアンスとなる。
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