civil warの意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
civil warの意味は下記となります。
- 「内戦」「内乱」
分解→イメージとニュアンス
この表現で使われているcivilは「市民の」「国内の」「民間の」「民生の」「民事の」「礼儀正しい」等の意味を持つ多義語の形容詞となる。
語源は、city(都市)に由来しており、①都市に住む人→「市民の」、②都市=国と考えて→「国内の」、③都市に住む人は社会生活を送る必要あるため→「礼儀正しい(最低限の礼儀というニュアンス)」といった具合に前述の「市民の」「国内の」「礼儀正しい」という意味につながっている。
また、当時はmilitary engineer(軍の技術)に対して、civil engineer(市民の技術*)という表現が使われていたことから、軍に対して「民間の」「民生の」といった意味を持つようになっている。
「(法律)民事の」についてはちょっと調べきれなかったが、おそらく、criminal case(刑事事件)に対して、civil case(民事事件)という表現が用いられたことから、「(法律)民事の」という意味に派生したのではないかと思う。なお、citizen(正確にはcitizenshipだが)もcity(都市)に由来する単語で「都市に住む人」ということ。
余談となってしまが、ホンダのcivic(シビック)は市民のためのクルマを徹底追及して造ったことに由来してつけられた名前となっており、city(都市)に由来する単語は日本語でも色々な所で使われているのが分かると思う。
*)辞書でcivil engineerを調べると「土木技師」「土木工学」といった意味が載っていると思う。土木工学は、「良質な生活空間の構築を目的として、自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の整備のための技術」という意味なので、平たく言えば「市民のための技術」ということになる。
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