resolutionの意味と語源 ~英単語攻略~
単語の「語源」「意味」「ニュアンス」について纏めています。語源を知ることで「ニュアンスの理解」「単語のイメージ化」「記憶の強化」に役立ちます。単語一覧はこちら。
意味、語源、ニュアンス
意味と語源については、お勧めの辞書、お勧めの語源辞典で紹介しているものを参考にしています。
意味
名詞の意味を持ちます。主要なものは下記となります。
- 「決議」「解決」「決意」「解像度」
語源とニュアンス
語源は、solutionという名詞に接頭辞re(再び)が付加された単語となる。
ただ、なぜこの組み合わせが前述の意味につながるのかを理解するためには、solutionをもう少し深堀する必要があるため、便宜上、下記の3ステップに分けて説明をしていく。
Step1:solutionについて
solutionは辞書で引けば分かるように「解決策」「正答」「溶液」等の意味を持つ名詞となる(最初の意味で覚えている人が多いと思う)。語源は、solut(緩める、切り分ける)+ion(名詞語尾)→「固まったもの緩めて切り分ける」ということ。ここから、①問題を緩めて切り分けること(解くこと)→「解決策」、②問題を切り分けていき(解いた結果)残るもの→「正答」、③固体を緩めたもの→「溶液」という具合に前述の意味につながっている。
Step2:resolutionについて
さて、本題に戻って、resolutionだが、語源はre(強意)+solution(固まったものを緩めて切り分けること)となるので「完全に(強制的に)切り分けること」というような感覚。この「強制的に」というニュアンスがオフィシャルな力でというような意味に派生して、①投票や然るべき人たちによって問題が切り分けられて最終的に残ったもの→「決議」、②問題を切り分けること→「解決」となる。
また、③自身が抱えている問題を切り分けて最終的に残ったもの→「決意(=改善するという意味)」、④光学的に完全に切り分けること→「解像度」となって冒頭の意味につながっている。
*)re(強意)で説明したが、re(再び)と考えて、周りの意見を聞きながら繰り返し切り分けるというようなイメージをしても良いと思う。
Step3:solveとreloveの違い
このサイトに動詞形のsolveとresolveのニュアンスの差が説明されているので一読してみると非常に参考になると思う。resolveは最善の方法とは限らないという説明がされているが、これは前述した完全に(強制的に)という部分から理解できると思う。
また、上記③で説明した「決意」という意味は、New Year’s resolution(新年の抱負)という意味で使われることがあるが、語源から分かるように「自身の問題を切り分けて最終的に残ったもの(=切り分けられなかったもの=改善すべきこと)」というニュアンスなので、日本語の抱負とはちょっとニュアンスが異なるので要注意。
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