【意味の違い】opportunityとchanceの違い
日本語だと同じ意味になる単語も微妙なニュアンスの差を持っています。これらのニュアンスを理解するのに語源アプローチが有効です。一覧はこちら。
意味の違い
opportunityもchanceも「機会」という意味を持ってます。
両者の違いに関してはこのサイトに詳しく載っているので是非読んでみて欲しいが、簡単にまとめると下記内容となる。
- chanceが偶然の機会というのに対して、opportunityは自分から得たいと思った(自分で引き寄せた)機会
- opportunityも偶然の機会という意味で使うことができる(主観的な部分がある)
- chanceは悪い機会にも使えるが、opportunityは基本的に良い意味のポジティブな機会という意味になる
語源イメージ
それぞれの単語について語源イメージを纏めると下記内容となります。
opportunity
「機会」「チャンス」等の意味を持つ名詞。語源は、op(向かって)+port(港)→「港に向かって風が吹く」ということに由来している。
もともとは、船乗りが港に戻るときに海や風の最高の状態を意味していたらしい。そのため、偶然というよりは待ちわびていたものが来たといったニュアンスがあると思う。
chance
「チャンス(機会)」「見込み」「偶然」「リスク」「確率」等の意味を持つ名詞(動詞の意味もある)。語源は語根cha(落ちる)を持っており、ここから「サイコロが落ちる(振る)」という意味を持つラテン語のcadentiaを経由して冒頭の意味につながっている。
日本語のチャンスは「機会」という意味になるが、英語のchanceは他の意味も持っているので要注意。この例文で使われているtake a chanceという表現は、take(ちょいっと取る→選択する)+a chance(リスク)→「リスクを選択する」→「一か八かやってみる」という意味になる。最初この表現を見たときは「チャンスを掴め」と自分は誤解してしまった。
ニュアンスの差について
冒頭に掲載した比較内容を再掲する。この辺りのニュアンス差を語源から見ていく。
- chanceが偶然の機会というのに対して、opportunityは自分から得たいと思った(自分で引き寄せた)機会
- opportunityも偶然の機会という意味で使うことができる(主観的な部分がある)
- chanceは悪い機会にも使えるが、opportunityは基本的に良い意味のポジティブな機会という意味になる
opportunityは上述したように「港に戻るための待ちわびていた海や風の状態が来る」ということ。そのため、タイミングを見計らって自分から取りに行くといったニュアンスが感じ取れるため、上記3つのおおよその意味は納得できると思う
一方のchanceは、ラテン語のcadentia(サイコロを振る)というところに由来しており「偶然」「悪い目が出る」「良い目が出る」という3つの要素が感じ取れる単語となるため、こちらも上記3つのおおよその内容は理解できると思う。
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