【意味の違い】despiteとin spite ofの違い
日本語だと同じ意味になる単語も微妙なニュアンスの差を持っています。これらのニュアンスを理解するのに語源アプローチが有効です。一覧はこちら。
意味の違い、ニュアンスの差について
両者とも「…に関わらず」という意味を持つ表現となります。
despite
語源は、de(下に)+spite(見る)→「何かを下に見る」ということ。ここから「重要視しない」といったニュアンスとなる。
in spite of
in spite ofは、上述のdespiteがin despite of…(…の軽蔑の中で)という形で使われ、ここから「…に関わらず」という意味につながっている。
更にここから、①in despite of が省略されてdespiteだけとなる、②despiteのdeが消えてspiteのみとなり、in spite of…となる。という2つの流れに分岐している。①と②はほぼ同じ意味を持つらしいが、どちらかというとdespiteの方が固い印象(in spite ofよりも書き言葉でよく用いられる)になるらしい。
ちなみに、ポルトガル語でもem despeito de…(~に関わらず)という表現はあるが、②に相当するものはなかった。この辺りは言語の発展過程で変わってきたのだと思う。余談になるが、英語ではdespite ofというのは間違いだが、それに相当するポルトガル語despeito deではOKというのは少し面白いと思った。
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