【フレームワーク実践】英語を話せるようになるには? ~②情報収集と分析~
次ステップとして「情報収集と分析」を行っていきます。
情報収集の目的
参考サイトには情報収集に関する記述は見当たりませんでしたが(全部を読んでいるわけではないので見落としてるのかもしれませんが)、研修で幅広く多角的な面から情報収集すると教わりました。
そのため、まずは「英語が話せる人とそうでない人」の情報を収集し、その分析結果に基づいて必要となる情報を深堀していくという形で進めていきます。なお、情報収集の目的は前頁で述べたように「学習方法の仮説を立てる」ことになります。そのため、これが出来るための情報を何度も収集・分析していくということになります。
情報収集
情報収集源は「ネット」と「管理人の身近にいる人」だけです(本来のロジカルシンキングではもっとちゃんとやるべきなのですが)。
また、収集した情報はロジックツリー風にまとめています。ロジックツリーは、ロジカルシンキングで最も用いられるフレームワークの1つです。「要因分析」「要素分解」「原因追及」「問題解決」など様々な用途に使えるフレームワークとなります。
なお、ロジックツリーに関してはMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:漏れなくダブりなく全体を網羅)であることなど細かなルールがあるのですが詳細は下記を参照して頂ければと思います。
Step1. 英語が話せる人 vs 話せない人
下図は収集した情報を「要素分解」したものです。管理人が所有している研修テキストには「分解する切り口は何でもよい」と書いてあったので、第一項目を「年齢」、第二項目を「母国語からの言語距離」としました。また、補足情報として第三項目に「習得容易性」を記載する形でまとめてみました。ちなみに、管理人が属するのは赤矢印の部分となります。
Step2. 日本人 & 大人の英語学習法
Step1の課題を解決するにあたって、まずはこのグループに属する人達の情報収集と分析を行いました。分類の切り口として、第一項目は「習得レベル」、第二項目は「絶対数」、第三項目は「学習法」、それ以降は補足情報という形でまとめています。ちなみに、管理人が属するのは赤矢印の部分となります。
Step3. 母国語英語で日本語習得した人の勉強法
情報収集の対象として「英語から日本語習得した人」の事例を集めて分析したのが下図です。調査対象の選定理由は、①YouTube上で日本語を堪能に話す英語圏の方が数名存在し勉強法を公開していた、②日本語であれば習得レベルを判断しやすかった、という2点になります。ロジカルシンキングでは自分が判断した理由を明確にしておくのが重要とテキストに記載がありましたので、この辺りも明確にしておきます。
上記学習法だけを見れば「留学」に相当するという印象です。ただ、留学しても十分話せるようにならない人も多々いるし、ここに書いている方法で英語習得できるのであれば英語が話せる日本人はもっといてもおかしくないのではという印象です。そのため、本質は「方法」ではなく実践者の「特徴」「姿勢」にあるのではと考えました。それらの分析を入れたものを下図に示します。
若干、仮説が入りますが上図を説明していきます。英語を話せるようになるためには「継続」して学習する必要がありますが、上図に示した特徴を持っているかどうかによって「継続できるかどうか」が変わってくると思います。まとめると下記のとおりです。
ロジカルシンキングにおいては、①のようになる(英語に情熱や興味を持たせる)ための対策検討も実施していくと思うのですが、管理人の方針としてそこは実施していません。理由は「人の本質や性格に関わる部分で容易に変えることが出来ない」と考えているためです。もし、簡単に出来てしまうのであれば、英語が話せる日本人はもっといると思ってます。
そのため、以降は②に特化した分析を行っていきます。自分含めて②のタイプの人は「何をどれだけどういう風に勉強すれば出来るようになるか」、そして「なぜできるようになるのか」という説明がないと中々動きません。ということで「なぜ①の方法で英語が出来るようになるのか」ということを考えて、それを定量的な学習法に落とし込むということを行っていきます。
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