reconcile A to Bの意味とイメージ ~句動詞攻略~
句動詞の「意味」「イメージ」について纏めています。 句動詞は「基本単語」×「前置詞/副詞」の組み合わせです。そのため、構成要素となる単語のコアを把握しておき、そこから意味をイメージで派生させる癖をつけるとよいと思います。句動詞一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
reconcile A to Bの主要な意味は下記となります。
- 「A(人)に諦めてB(モノ)を受け入れさせる」
分解→イメージとニュアンス
reconcileの語源は、re(再び)+conciliate(なだめる)→「再びなだめて落ち着かせる」というイメージとなり、reconcileは「二つの異なる考え・状況を調和させる」「対立している二人を和解させる」等の意味を持つ動詞となる。
そのため、reconcile A to Bという形で「AをなだめてBに落ち着かせる」→「Aは嫌々ながらBを受け入れる」というニュアンスとなり前述の意味につながる。
ここでの注意点としては、reconcileの意味として挙げた2つの意味は平和的な落ち着きを表すのに対してreconcile A to Bという形は「強引にそこに落ち着かせている」といったニュアンスになる。これは、Aの意思に関係なくBという着地点を明示することが強引感につながっているのだと思う。
そのため、例えば、reconcile myself to my fateという表現であれば「嫌々ながら自身を(自身の)運命に着地させる」というような意味になる。
なお、reconcileの語源で出てきたconciliate(なだめる)という動詞は、council(議会)と同じような語源イメージとなる。council(議会)は、coun(共に)+cil(叫ぶ)→「共に呼びあって集まる」というイメージだったが、conciliateは「集まって仲良くなり一つにまとまる」ところに焦点がある単語となる。
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