may well+動詞の原形の意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
may well+動詞の原形の意味は下記となります。
- 「~するのは当然だ」
- 「~するのは当たり前だ」
分解→イメージとニュアンス
ここでのwellは副詞の意味となるが、wellは「よく」「上手に」等と訳されることから分かるように「その度合が十分」というのが根本的な意味になると思う。
そのため、may(50%程度の確度)+well(発生度合が十分)→「全体で8割程度の発生確率」というようなニュアンスになる。
例として、may well complain about their routines(日常業務に不満を言うのももっともだ)という表現を考えてみる。
wellを除いた文では、may complain about their routinesで「日常業務に不満を言うかもしれない」となり、その発生度合をwellで強調して「日常業務に不満を言うことは十分あり得る」となり、上述の「当然だ」という意味につながる(若干、日本語のニュアンスと差があるような気もするが)。
mayの部分をmightやcouldで置き換えた表現もあるが、表現のためのロイヤル英文法によるとニュアンスの差はほぼないと説明されている(一般的には、Could you, Would youというように過去形にすることで控えめな表現になる)。また、might as well A as B(AするのもBするのも同じだ)という表現と混同しないように要注意。
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