put A into practiceの意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
put A into practiceの主要な意味は下記となります。
- 「A(計画・考え等を)実行する」
分解→イメージとニュアンス
分解して考えれば、put(置く)+A+into(中に)+practice(実践)→「Aを実践の中に置く」となり前述の意味につながっている。なお、practiceというのは練習、訓練という和訳が一般的だと思うが、実践、実行、習慣という訳もある。語源から追ってみようと思ったがあまりしっくりこなかったのでlongmanの定義を切り口に考えてみる。
longmanには、put something into practiceという形で登録されており、「アイデアや計画を実際にスタートし、それが効果かどうかを確かめる」との説明がされている。ただ実践・実行するだけでなく、それが効果的であるかどうかというのがこの表現のポイントに感じる。
話しが少し変わるが、物理の世界で理論と実践というのは、theory and practiceと言う。目の前の現象をよく観察し、その原理(理論)考え、それが正しいかどうかを実践(実験)して確かめる。実践(実験)結果が理論に合わなければ理論自体が間違っているか、それとも実践(実験)が上手くいってないかのどちらかとなり、それを何度も繰り返して今の物理学ができている。
以上のことから考えると、longmanの説明にある「効果的であるかどうかを確かめる」という部分も理解できるし、実践を繰り返すという行為から、practiceが練習、訓練、習慣という意味に派生するのも納得がいく。
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