ecologistの意味と語源 ~英単語攻略~
単語の「語源」「意味」「ニュアンス」について纏めています。語源を知ることで「ニュアンスの理解」「単語のイメージ化」「記憶の強化」に役立ちます。単語一覧はこちら。
意味、語源、ニュアンス
意味と語源については、お勧めの辞書、お勧めの語源辞典で紹介しているものを参考にしています。
意味
名詞の意味を持ちます。主要なものは下記となります。
- 名詞:「生態学者」
語源とニュアンス
語源は、ecology(生態学)+ist(専門家)→「生態学者」ということ。日本語の勉強になってしまうが、生態学は「生物と環境の間の相互作用を扱う学問分野」となる。
エコロジーについて
エコロジーという言葉は「環境にやさしい」という意味で普段耳にしており、生態学との関係がちょっと分からなかったので興味本位で調べてみた。下記がその概要となる。
①生態学は生物と環境の間の相互作用を扱う学問、②環境破壊や公害問題が表面化してそれを解決する学問分野として生態学が注目される、③生態学による各種対策をまとめてエコロジー運動と呼ぶようになる。④これらの運動に対してエコロジーという言葉が使われるようになって生態学から切り離されて独り歩きするようになる。⑤エコロジーを省略してエコというようになり「エコ=環境」にやさしいという構図になる。
脱線してしまったが、DUOの例文にはecologyという単語は出てこないので語源も記載しておく。ecologyは、eco(家庭)+logy(~学)→「家庭の学問」ということ。ここから、生物の家庭生活を考える学問という意味になる。気付いた人もいるかもしれないが、これだと冒頭の「生物と環境の間の相互作用を扱う学問」と一致しないが、これはヘッケルという人がこのような形でecologyという単語を作り、その後、クレブスという人が冒頭で説明した学問に定義し直したためらしい。
また、エコが語源的に環境を意味しないことについては、上記の①~⑤で説明した通りとなる。長々と書いてしまったが、結局のところ、ecology(生態学)と覚えてしまうのがよさそうな印象。
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