so farの意味とイメージ ~定型表現攻略~
意味が1つしかない定型表現であれば丸暗記でもよいのですが、多岐に渡る場合は分解してイメージ化しておくと記憶の定着にもよいと思います。表現一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
so farの主要な意味は下記となります。
- ①「今のところ」「これまでに」
- ②「限られた範囲で」
分解→イメージとニュアンス
この表現を理解するためには、それぞれの単語を少し深堀する必要があるのでまずはそこから説明を始める。
最初にsoだが、強調(これほどまで)と矢印の二つの機能を持つ単語となる。次にfarだが、how far is it from here to there (ここからそこまでの距離はどのくらい?)というトラベル英語の定番表現から分かるように、距離的な長さをイメージする単語となる。ただ、longmanには、長い時間という意味も掲載されているので、空間的な広がりが時間にも拡張され「空間的・時間的な広がり」を表す単語ということができる。
以上のことを踏まえて、so farを分解して考えてみると、so(これほどまで)+far(空間的・時間的な広がり)→「これほどまでに広がっている」ということ。
これに、soのもう一つの機能である矢印を加味してどこまで広がっているのかというのを考える必要があるが、同表現ではそれが省略されているので(明示する必要がない)、次のように冒頭の意味につながっていると考えられる(①では矢印は現在まで、②では矢印は常識内といった感じになると思う)。
①時間が過去から現在まで広がっている→「今のところ」「これまでに」
②空間(程度)が想定される範囲に広がっている→「限られた範囲で」
なお、同表現は日常会話でも頻出する表現で、so far so good(今のところ順調です)という決まり文句もあるので併せて覚えておくと良いと思う。
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