【英語教材】英語のハノン vs 瞬間英作文 vs カランメソッド ~体育会系英語トレーニング~
最近Twitterでよく見かける「英語のハノン」。実践したことはありませんが、その内容から「体育会系トレーニング」と分類しました。似たような学習法に「瞬間英作文」「カランメソッド」があるのでそれらとの比較もしてみました。
英語のハノンは、管理人が本格的に英語学習した時にはなかった教材です。そのため、体験談ベースの話はできませんが類似教材と比較する形で記事にしました。
英語のハノンとは?
最近、Twitterで「英語のハノン」で勉強していう方をよく見かけます。ただ、その数が圧倒的に多いのでどんな教材か調べてみました。
ベースはパターン・プラクティス
いわゆるパターン・プラクティスと呼ばれるトレーニング法がベースとなっているようです。
パターン・プラクティスは、最初にベースとなる文章が最初に与えられ「主語を変化させて適切な動詞の活用に変化させる」「挿入句や修飾句を入れて文章を長くする」といった感じのトレーニングです。
ルールとして理解している文法事項をパターン・プラクティスを通じて学習することで「知識として知っている文法事項を使えるレベルに昇華させる」ことができます。
英語は話せるようになるのか?
結論から言うと「話せるようになる」と思います。
理由は、アプローチはちょっと異なりますが「既に持っている中学程度の英語知識(文法や単語)を使えるレベルに昇華するためのトレーニング」という意味で、当サイトで紹介している瞬間英作文と同じ原理だと考えるからです。
類似する学習法との比較
管理人は、英語のハノンに類似する学習法として「瞬間英作文」「カランメソッド」があると考えています。アプローチ方法には若干の違いはあると思いますが、「既に持っている中学程度の英語知識(文法や単語)を使えるレベルに昇華するための体育会系トレーニング」という意味で同分類にできるからです。
ここでは、それぞれについて英語脳構築のイメージを簡単にまとめてみました。一つ大きな違いを上げるとしたら、瞬間英作文は一旦日本脳を介すのに対して、それ以外の二つの手法は英語脳のみでトレーニングをするという点です。
なお、瞬間英作文も最終的にスピードを上げていくことで日本語脳を介さない英語脳だけのトレーニングとなるので最終的な着地点は同じだと考えています。
瞬間英作文
下記のような流れで英語脳構築をします。なお、詳細は下記記事にしているので詳細を知りたい方は一読頂ければと思います。
- 日本語の文章が日本語脳に入る(①)
- 日本語脳で処理されて意味が分かる(②)
- 単語と文法の知識を使って文章組立する(③)
- 組み立てた英文を発話する(④)
英語のハノン
下記のような流れで英語脳構築をします。なお、詳細は下記記事にしているので詳細を知りたい方は一読頂ければと思います。
- 基本となる英文をインプット(①)
- 持っている文法知識を使って表現を広げていく(②、③)
- 組み立てた英文を発話する(④)
カランメソッド
下記のような流れで英語脳構築をします。なお、詳細は下記記事にしているので詳細を知りたい方は一読頂ければと思います。
- 先生が受講生に対して「早口で2回」同じ質問をする(①)
- 受講生はフルセンテンスで解答をする(②~④)
- 誤った部分は講師がその場で指摘する(⑤)
結局どれがお勧めなの?
結論から言うと「どれもお勧め」です。
当サイトの英語学習(基礎編)では「中学レベルの基礎知識を使えるレベルに昇華するための手段」として瞬間英作文を採用しています。
ただ、「カランメソッド」も「英語のハノン」もアプローチは若干違いますが、同じ目的を達成するための有効な手段です。
そのため、瞬間英作文の代わりに「カランメソッド」「英語のハノン」を採用してもよいと思いますし、複数実践するのも良いと思います。
英語のハノンについて
英語のハノンは、2022年5月時点で「初級」「中級」「上級」の3冊が出ているようです。管理人が一番驚いたのは、音声がサイトから無料ダウンロードできるという点です(ここからダウンロード可能です)。
英語のハノンに興味のある方は、まずは音声ダウンロードしてみて良さそうだなと思ったら書籍を購入すると良いと思います。
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