【基礎編】3.2 例文暗唱の取り組み方 ~話せる英語を目指して~

英語勉強法(基礎)

管理人
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例文暗唱の取り組み方です。
何のためにやるのか?」を把握することは非常に重要です。

本記事を読むことで例文暗唱で「なぜ話せるようになるのか」というのが理解できると思います。また、瞬間英作文との違いを理解しておくことも効率的に学習を進める上で重要となってきます。

カランメソッドならQQ Englishがお勧めです。同メソッドは確実にスピーキング能力が上がると思います。詳細はこちらで記事にしています。無料体験もあるのでまずは試してみると良いと思います。

例文暗唱の目的(瞬間英作文との違い)

説明の構成上、まだ瞬間英作文の取り組み方を読まれてない方はまずはそちらを一読お願いします。それぞれの目的を纏めると下記のようになります。

瞬間英作文の目的

既に持っている中学程度の英語知識(文法や単語)を使えるレベルに昇華する

問題点

海外生活をしたり、仕事に活かすことを目的に英語を勉強されている方にとっては、それだけでは物足りないはずです。

例文暗唱の目的

高校レベル以上の単語力、表現力、構文、文法等を習得し、更にそれを使えるレベルまで昇華することを狙いとした学習。

瞬間英作文で説明した「点を作る」「点を広げる」という内容を比較すれば次表のイメージとなります。詳細は次項で説明していきます。

項目点を作る点を広げる
瞬間英作文基本パターン暗記中学レベルの単語・文法を英語脳内で瞬時に展開
例文暗唱基本的な単語・文法・構文の暗記感覚的な理解をして広がりを持たす

例文暗唱の取り組み方

例文暗唱はただ暗唱すればよいという訳ではありません。単純に知識として学んだだけでは英語運用能力という点では意味を為しません使えるレベルまで昇華することを意識したINPUTをする必要があります。そのため、当サイトでは学ぶべき単語・文法・表現力・構文等が散りばめられた例文を感覚的に理解して暗唱するというアプローチを取っています。

ポイントは「感覚化」「イメージ化」という部分になります。

例文暗唱の取り組み方

感覚化、イメージ化とは?

ここでは例文暗唱のキーとなる「感覚化」「イメージ化」について説明していきたいと思います。例文暗唱をすれば、英語脳内に新たなる点を作ることが可能となります。瞬間英作文の場合は、この点を広げるために中学レベルの既に持っている知識を使えるレベルに昇華するトレーニングを行います。

一方、例文暗唱の対象としているのは高校レベル以上の単語力、表現力、構文、文法等を含んだ例文です。そのため、点を広げるには知識を新たに仕入れてそれを使えるレベルに昇華する必要があります。ただ、高校レベルの文章になると文法や単語もかなり複雑なものが入ってきます。そのため、力業でゴリゴリ進めるよりは「感覚化」「イメージ化」を活用した方が圧倒的に効率的と判断しています。

例文暗唱の進め方としては、例文に対して、下記紹介する教材(当サイトでは副読書という位置付け)を参照しながら、「感覚化」「イメージ化」を意識して暗唱をするという流れになります。

文法・構文・表現

管理人の一押しは大西先生の書籍です。同先生の書籍は従来の文法書とは一線を画すネイティブが英語を話すときに抱くイメージや感覚を活用したものとなっています。当サイトの考え方ともマッチしているので基本的にはそちらの内容を副読書として活用されるとよいと思います。

単語

コアイメージ」や「語源」を活用した学習法がお勧めです。詳細は下記の記事にまとめていますのでそちらの内容を参照頂ければと思います。

「感覚化」「イメージ化」の実例

当サイトでは、例文暗唱用教材としてDUO3.0を勧めていますので、その例文からいくつか紹介します。解説を抜粋すると不必要に記事が長くなってしまうので、リンク先の解説を閲覧頂ければと思います。

DUO3.0の例文#486

例文#486
  • 英文)The tribe worships its ancestors and speaks its own language, which is not familiar to us.
  • 和文)その部族は祖先を崇拝し、私たちにはなじみのない独自の言語を話す。

DUO3.0の例文#532

例文#532
  • 英文)Tom regretted having wasted a great deal of his life.
  • 和文)トムは自分の人生の多くを無駄にしてきたことを後悔した

回路の定着について

瞬間英作文の場合は暗記が目的ではなく、中学レベルの英語知識を英語脳内で瞬時に展開できる回路構築が目的でした。一方の例文暗唱は「例文の正確な暗記」「例文内に盛り込まれている重要事項の感覚的な理解」の2つを定着させる必要があります。そのため、当サイトでは、Anki(暗記カードの電子版)を推奨しています。

下記記事にまとめているように、スマートフォン上(PCやタブレットも可)で記憶の定着を図ることができます。問題の出題については、Anki自体が忘却曲線に則り出題してくれるので、休憩時間や移動時間等の隙間時間を有効活用して記憶定着を図ることができます。



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