throw upの意味とイメージ ~句動詞攻略~
句動詞の「意味」「イメージ」について纏めています。 句動詞は「基本単語」×「前置詞/副詞」の組み合わせです。そのため、構成要素となる単語のコアを把握しておき、そこから意味をイメージで派生させる癖をつけるとよいと思います。句動詞一覧はこちら。
意味、イメージ、ニュアンス
意味は、お勧めの辞書で紹介しているものを参考にしています。
意味
throw upの主要な意味は下記となります。
- ①「(何かを)打ち上げる」
- ②「吐く」
分解→イメージとニュアンス
分解して考えれば、throw(投げる)+up(上に)→「何かを上に投げる」ということ。ここから、次のような流れで前述の意味に繋がっている。
①何かを上に投げる→「打ち上げる」
②何かを上にあげる→「吐く」
少し余談になるかもしれないが、②の意味では、具体的に「何を上にあげるか」という目的語の部分がないので自動詞表現ということが分かる。
Longmanでthrow upを調べると自動詞表現としては「吐く」という意味しかないので、これを知っていれば意味は分かるし、日常会話でもよく使うので自然と覚えてしまう表現だと思う。ここからは、さらに本題から外れてしまうが、自動詞の中には「他動詞+自身」の自身が省略されて自動詞化したものがある(正確に言えば、再帰動詞の再帰代名詞省略と言うようだが)。具体例を出せば、hideは「隠す」という意味を持っており「隠れる」という意味にするにはhide myself(自身を隠す)という使い方をしていた。これがmyselfの部分が省略され、hide自体が他動詞としての「隠す」という意味と、自動詞としての「隠れる」という意味を持つようになったということ。
なぜこんな話をしたかと言うと、自動詞の意味を考えるときにこの考え方を利用してイメージすると上手く一致することがあり非常に使える手だから。throwが再帰動詞なのかどうかは調べてないので置いておいて、throw(投げる)+up(上に)+myself(自身)という風に補って考えてやると「自身を上に投げる」→「自身に関係したものを上に投げる」→「自身が食べたものを上に投げる」→「食べたものが胃から外に上がっていく」→「吐く」という感じでイメージ化しやすい。自分はこの感覚で覚えている。
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