句動詞(補足)

2020年7月19日

はじめに

ここでは、管理人が句動詞を学習する上でつまずいた2つの点について簡単に補足していきます。少し感覚的な話となっている部分もありますので、厳密な説明は文法書や他の書籍を参考にして頂ければと思います。

自動詞と他動詞

通常の動詞と同じく、句動詞にも自動詞と他動詞が存在します。

普通に考えれば、自動詞の意味しか持っていない動詞を使った句動詞は必然的に自動詞となるはずなのですが、そうでないものもいくつか存在するようです。

具体例を挙げると、talk into(説得する)という句動詞があります。talk自体には自動詞の意味しかないのですが、talk intoは他動詞となり目的語を必要とします(もしかしたらtalkには昔は他動詞の意味があったのかもしれませんが)

とはいえ、下記記事で説明しているように各々の単語のコアイメージの組み合わせから想像していくというアプローチは同じとなるのであまり神経質になる必要はないかと思っています。

目的語の位置

句動詞の中には、目的語の位置を動かせるものとそうでないものが存在し、大きく下記3パターンがあります。

No句動詞の構成例(Oが目的語)説明
1動詞+副詞pick O up, pick up O句動詞が<動詞+副詞>で成り立っている時、目的語Oは真ん中、末尾のどちらにも置くことができます。
2動詞+副詞pick O up上記1のパターンでも目的語が代名詞(him, her, it, them etc)のときは目的語Oを中央に置く必要があります。
3動詞+前置詞run into Oこのパターンでは動詞は自動詞となります。そのため、動詞直後に目的語Oを取ることができず、末尾に置く(前置詞の目的語)ことになります。
詳細を以下で説明していきます。ただ、管理人は単語のコアイメージを掴むのが最も重要と考えているので、構成が<動詞+副詞>なのか、<動詞+前置詞>なのかというのは正直注意を払ってませんし、目的語の位置も意識的に考えてません。この辺りは例文暗唱や実際の会話を通じて自ずと感覚として身に付いていく思います。

No.1の場合

このパターンでは句動詞が<動詞+副詞>で成り立っており、目的語の位置を①副詞の後ろ、②動詞と副詞の間、のどちらかに取ることができます。即ち、<動詞+副詞+名詞>、もしくは<動詞+名詞+副詞>のどちらでもOKということです。ちなみに、管理人が使用しているLongman英英辞典では、下図のように矢印で移動可能なことを明示しています。

No.2の場合

上記No.1の場合でも目的語が代名詞(him, her, it, them etc)のときは、<動詞+代名詞+副詞>という順番にする必要があります。うろ覚えですが、代名詞は一度出てきた単語になるため、あまり強くは発音せず、この語順の方が発音しやすいといった理由だった気がします。

例として、pick upという句動詞をLongmanで調べると次のような結果となります。説明上は、目的語と副詞を入替可能となってますが、掲載されている例文では<動詞+代名詞+副詞>という順番になっているのが確認できると思います。

No.3の場合

このパターンでは句動詞が<動詞+前置詞>で成り立っています。この場合、構成要素の動詞は自動詞となるため<動詞+名詞+前置詞>といった語順にすることはできません。そのため、動詞は目的語を直接取れずに前置詞の目的語(文法用語)という形になります。

例として、run intoという句動詞をLongmanで調べると次のような結果となります。上で紹介した例と違って矢印がないため、目的語の位置は前置詞の後ろに固定となっています。

なお、句動詞の自動詞表現については下記記事も参考にして頂けるとよいと思います。

Posted by linguagem