3.2 例文暗唱の取り組み方

2021年5月30日

管理人
管理人
例文暗唱の取り組み方です。
何のためにやるのか?を把握することは非常に重要です。

例文暗唱の目的(瞬間英作文との違い)

説明の構成上、まだ瞬間英作文の取り組み方を読まれてない方はまずはそちらを一読お願いします。

瞬間英作文は、既に持っている中学程度の英語知識(文法や単語)を使えるレベルに昇華するためのトレーニングでした。ただ、現地生活をしたり、仕事に活かすことを目的に英語を勉強されている方にとっては、それだけでは物足りないはずです。次ステップとして、高校レベル以上の単語力、表現力、構文、文法等も学んでいく必要があります。

例文暗唱は、高校レベル以上の単語力、表現力、構文、文法等を習得し、更にそれを使えるレベルまで昇華することを狙いとしています。瞬間英作文で説明した「点を作る」「点を広げる」という内容を比較すれば次表のイメージとなります。

項目点を作る点を広げる
瞬間英作文基本パターン暗記中学レベルの単語・文法を英語脳内で瞬時に展開
例文暗唱基本的な単語・文法・構文の暗記感覚的な理解をして広がりを持たす

例文暗唱の取り組み方

例文暗唱はただ暗唱すればよいという訳ではありません。単純に知識として学んだだけでは英語運用能力という点では意味を為しません使えるレベルまで昇華することを意識したINPUTをする必要があります。そのため、当サイトでは学ぶべき単語・文法・表現力・構文等が散りばめられた例文を感覚的に理解して暗唱するというアプローチを取っています。

ポイントは「感覚化」「イメージ化」という部分になります。

感覚化、イメージ化とは?

ここでは例文暗唱のキーとなる「感覚化」「イメージ化」について説明していきたいと思います。例文暗唱をすれば、英語脳内に新たなる点を作ることが可能となります。瞬間英作文の場合は、この点を広げるために中学レベルの既に持っている知識を使えるレベルに昇華するトレーニングを行います。

一方、例文暗唱の対象としているのは高校レベル以上の単語力、表現力、構文、文法等を含んだ例文です。そのため、点を広げるには知識を新たに仕入れてそれを使えるレベルに昇華する必要があります。ただ、高校レベルの文章になると文法や単語もかなり複雑なものが入ってきます。そのため、力業でゴリゴリ進めるよりは「感覚化」「イメージ化」を活用した方が圧倒的に効率的と判断しています。

例文暗唱の進め方としては、例文に対して、下記紹介する教材(当サイトでは副読書という位置付け)を参照しながら、「感覚化」「イメージ化」を意識して暗唱をするという流れになります。

文法・構文・表現

管理人の一押しは大西先生の書籍です。同先生の書籍は従来の文法書とは一線を画すネイティブが英語を話すときに抱くイメージや感覚を活用したものとなっています。当サイトの考え方ともマッチしているので基本的にはそちらの内容を副読書として活用されるとよいと思います。

単語

コアイメージ語源を活用した学習法がお勧めです。詳細は下記の記事にまとめていますのでそちらの内容を参照頂ければと思います。

「感覚化」「イメージ化」の実例

当サイトでは、例文暗唱用教材としてDUO3.0を勧めていますので、その例文からいくつか紹介します。

例文#532
Tom regretted having wasted a great deal of his life(トムは自分の人生の多くを無駄にしてきたことを後悔した)

regret doing…という動名詞がつながる表現となります。regretは後ろに動詞名とTo不定詞の両方を取る動詞となりますが、その感覚的な違いが大西先生の書籍では説明されています。管理人の学習メモにも概要は書いてありますので参考にして頂ければと思います。

例文#486
The tribe worships its ancestors and speaks its own language, which is not familiar to us(その部族は祖先を崇拝し、私たちにはなじみのない独自の言語を話す)

この例文で使わているtribeは「部族」という意味ですが、distribute(分配する)、contribute(貢献する)、attribute(備わっている)等の単語で使われている語根tribute(割り当てる)につながっています。管理人の学習メモにも概要は書いてありますので参考にして頂ければと思います。

また、主要な語源一覧についてはこちらにもまとめています。

回路の定着について

瞬間英作文の場合は暗記が目的ではなく、中学レベルの英語知識を英語脳内で瞬時に展開出来る回路構築が目的でした。一方の例文暗唱は「例文の正確な暗記」「例文内に盛り込まれている重要事項の感覚的な理解」の2つを定着させる必要があります。そのため、当サイトでは、Anki(暗記カードの電子版)を推奨しています。

下記記事にまとめているように、スマートフォン上(PCやタブレットも可)で記憶の定着を図ることが出来ます。問題の出題については、Anki自体が忘却曲線に則り出題してくれるので、休憩時間や移動時間等の隙間時間を有効活用して記憶定着を図ることが出来ます。


Posted by linguagem