DUO3.0例文解説メモ #550

2024年1月11日DUO

管理人
管理人

DUO3.0例文の550本目です。

分詞構文を使った例文ですね。

ChatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
カランメソッドならQQ Englishがお勧めです。同メソッドは確実にスピーキング能力が上がると思います。詳細はこちらで記事にしています。無料体験もあるのでまずは試してみると良いと思います。

全体

後半のコンマ以降の文章は、付帯状況(同時進行)を表す分詞構文となる。大西先生の本では-ing形は躍動感という形で分詞構文、動名詞、分詞修飾も説明されており、感覚的にも非常にしっくりくるので一読をお勧めする。簡単に説明すると、躍動感を表す-ing形で文章に並べること(繋げること)で、文脈によって同時進行や原因・理由等の意味になるという感覚。

なお、ここでは同時進行の意となり、Buddhist priest burst into laughter(お坊さんが突然大声で笑い出した)とspoil the solemn atmosphere(厳粛な雰囲気を台無しにした)が同時に起こっているということを表している(前半部分が過去形となっているため、分詞構文の訳も必然的に過去の意味となる)。

all at once

「突然」という意味の表現。分解して考えれば、all(全て)+at(点)once(一度)→「全てが一度の点で」ということ。ここから、全てのことが一気に起こるといったニュアンスから冒頭の意味につながっている。

buddhist

「仏教徒の」という意味を持つ形容詞(名詞の意味もある)。語源は、buddha(仏陀)+ist(属する人)→「仏陀に属する人」ということ。ここから、仏陀を信じる人というニュアンスになり冒頭の意味につながっている。中学生の社会の授業でお釈迦様のことをブッダと習った記憶があるので一度は聞いたことがある単語だと思う。

イメージ

priest

「(キリスト教の)聖職者」「(キリスト教以外の)聖職者」という意味を持つ名詞。語源は、語根pri(前に)を持っており、「時間的に前にいる人」→「年長者」→「教会における年長者」といった流れから冒頭の意味につながっている。

もともとはキリスト教の聖職者という意味で使われていたようだが、それが他の宗教にも適用されてそれ以外の宗教の聖職者という意味も持つようになっている。

イメージ

burst into…

「急に…し始める」という意味の句動詞。分解して考えると、burst(爆発する)+into(内部に入り込んでいく)→「爆発して…に入っていく」ということ。ここから、まるで爆発でもするように急にといったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。

イメージ

なお、この表現に続くものは、laughter(笑い声)、tears(涙)、shouting(叫び)、song(歌)、flame(炎)、applause(拍手)といった名詞になる。この例文では、burst into laughterという形で使われており「爆発して笑い声に入っていく」→「突然笑い出す」ということ。

spoil

「台無しにする」「(子供を)甘やかす」「(人を)手厚くもてなす」「(食べ物が)腐る」等の意味を持つ動詞(名詞の意味もある)。語源は「剥ぐ」といった意味を持つ語根を持っており、ここから、「動物の皮を剥ぐ」→「横たわっている敵から物を剥ぎ取る」→「略奪品・戦利品」といった意味に派生している(名詞spoilには戦利品という意味もある)。

さらに、DUOの例文内には出てこないが同語源となるspill(こぼす)という動詞があり、当時「壊す」「ダメにする」といった意味で使われていたが、スペルも近かったことからこの意味がspoilに吸収されて冒頭の意味につながっている。「(人を)手厚くもてなす」という意味はちょっと分からなかったが、おそらくダメになるほど気に掛けるといった感じになると思う。

語源としての正確さは別にして、個人的には次のようなイメージで理解しておくとよいと思う。①剥ぐ→人からモノを剥ぐ→略奪品・戦利品(名詞の意味)、②剥ぐ→人やモノをダメにする→「腐らせる」「甘やかす」「台無しにする」「(ダメになるほど)手厚くもてなす」。

イメージ

solemn

「まじめな」「真剣な」「厳粛な」等の意味を持つ形容詞。語源は、語根sole(全体)を持っており、「一年を通して」→「毎年行われる宗教上の儀式」→「厳かな雰囲気」といった流れで冒頭の意味につながっている。そのため、静粛な儀式の雰囲気をこの単語から感じ取れるように紐付けするとよいと思う。

atmosphere

「雰囲気」「大気」「ムード」等の意味を持つ名詞。語源は、atmo(蒸気)+sphere(球)→「蒸気の球」ということ。ここから、①地球は大気の膜で球状に覆われていることから「大気」という意味になり、②周囲を覆う蒸気というニュアンスから「雰囲気」「ムード」といった比喩的な意味にも派生した単語となる。

なお、接尾辞shpere(球)hemisphere(半球)でも出てきているので、そちらの説明を読み返してもらえると単語と語源のつながりが強化されると思う。



\ 応援をお願いします! /
にほんブログ村 英語ブログへ   このエントリーをはてなブックマークに追加



DUO

Posted by EngxEng