DUO3.0例文解説メモ #470

2024年1月11日DUO

管理人
管理人

DUO3.0例文の470本目です。

deliberatelyは、語源的にはlibra(天秤)に由来してますね。

ChatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
カランメソッドならQQ Englishがお勧めです。同メソッドは確実にスピーキング能力が上がると思います。詳細はこちらで記事にしています。無料体験もあるのでまずは試してみると良いと思います。

at present

「今のところは」「現在は」等の意味を持つ表現。presentは多品詞かつ多義語(沢山の意味を持つ)の単語となるが、語源は、pre(前に)sent(いる)→「前にいる」「前に存在する」ということ。

ここから、①皆の前にいる→「出席している」、②人の前に何かを出す→「プレゼント」、③人の前にいるもの→「現在」「今」といった具合に色々な意味に派生している。長くなってしまうのでここでは触れないが、辞書に掲載されている意味とイメージのつながりを確認してみるとよいと思う。

なお、ここでは③の意味で使われており、at(点)+present(現在)→「現在の点では」となり意訳すれば冒頭の意味となる。

It is uncertain whether/if…

「…かどうか分からない」「…かどうかはっきりしない」等の意味を持つ表現。ここでのitは文法的には形式主語と呼ばれるものとなる。ただ、大西先生の本には、itは色んなもの(天気、発言、状況など)を受けることができる単語として説明されており、自分の心の中に浮かんだ状況を受けて、それを共有するといった感覚で使われている構文になると思う(It is…that~構文と同じ)。

具体的には、it is uncertain(それはハッキリしてない:それ=話者の心の中に浮かんでいるもの)と発言。ただ、これだとitが何を意味しているのか聞き手は分からないので、それを共有するためにwhether…(…かどうか)と続けて、itが何を意味しているのかを説明しているということ。もちろん、whether…部分を前に持ってくることは文法上可能だが(*)、主語が長くなってしまうのでitで受けておいて後で説明しているという感覚となる。例文暗唱を通じて、こういった表現を覚えるのはもちろん重要だが、その背景にあるitの受けるという感覚についても意識しながら取り組むとよいと思う。

なお、stillは#268#412で既に説明しているように、語根st(立つ)が入っていることから「じっとしている」というイメージ。そこから、「あることが予想以上に続いている」というニュアンスになり、副詞として「まだ」「いまだに」という意味になる。この例文では、uncertainの部分を強調する意味で使われているのが分かると思う。

(*)It is uncertain if…とwhetherではなく、ifを使う場合は、if節を文頭に持ってこれないので要注意。これは、ここで説明しているように二択以外にifは条件の意味もあるので混乱しないようにするためなのだと思う。

uncertain

「確信がない」「不安定な」「おぼつかない」等の意味を持つ形容詞。語源は、un(反対)certain(確かな)→「確かでない」ということ。certainについては既に説明済みの単語となるので忘れてしまった方はリンク先を読み返して頂ければと思う。

deliberately

「意図的に」「計画的な」「慎重に」等の意味を持つ副詞。語源は、de(強意)libra(天秤)ly(副詞語尾)→「天秤にかけるように」ということ。

ここから、①バランスがとれるように量る→「慎重に」、②予定とバランスがとれるように量る→「計画的に」、③意図とバランスがとれるように量る→「意図的に」といった具合に冒頭の意味につながっている。libra(天秤)については、ここでも触れているので読み返してもらえるとイメージのつながりが強化されると思う。

なお、スペルが似たような単語に、liberty(自由:説明はしてないがStatue of Liberty(自由の女神)という形で使われている)、deliver(配達する)、liberate(解放する、DUO例文には出てこない)等があるが、これらの単語は語根liber(自由にする)を持つ単語となり、全く別語源で意味も大きく異なるので要注意。

by accident

「偶然に」「故意ではなく」等の意味を持つ表現。前の例文で既に説明しているように、accidentの語源は、ac(~の方へ)cid(落ちる)ent(現在分詞語尾)→「(自分の)方に何かが落ちてくる」ということ。ここから、「事故」という意味以外に「偶然の出来事」という意味も持つ単語となっている。

以上のことを踏まえて、同表現を分解すれば、by(傍)+accident(偶然の出来事)→「偶然の出来事の傍」となり意訳すれば冒頭の意味につながる。by accident(偶然に)という形でよく使われるので、例文暗唱を通じて同表現をフレーズ的に覚えてしまい、そこからaccidentが「偶然」というニュアンスを持つ単語であるという認識につなげるのがよいと思う。

イメージ


『スピークバディ』はAIと対話する気遣い無用の英会話アプリです。無料で使える機能もあるのでとりあえずダウンロードして試してみるとよいと思います。オンライン英会話はちょっと恥ずかしいという方にお勧めです。
スピークバディ

\ 応援をお願いします! /
にほんブログ村 英語ブログへ   このエントリーをはてなブックマークに追加



DUO

Posted by EngxEng