DUO3.0例文解説メモ #047

2024年1月6日DUO

管理人
管理人

DUO3.0例文の47本目です。

so far, no less than…など学ぶべき重要表現が入ってます。

この例文で出てくるepidemic(伝染病)ですが、コロナはpandemicと呼ばれます。両者の違いは接頭辞で、epiは「間」でpanは「全て」ということ。そのため、epidemicは比較的限られた地域で短期的に流行る伝染病というニュアンスなのに対して、pandemicは世界全体に大流行するということ。こうやって考えれば、なぜコロナがpandemicと呼ばれるのか分かると思います。

GhatGPTより生成した例文イメージ画像
YouTube動画版もあるのでご活用ください)
ネイティブキャンプはX(Twitter)で大人気のオンライン英会話です。こちらで記事にしています。
【オンライン英会話】ネイティブキャンプで発音練習と英語学習

【オンライン英会話】ネイティブキャンプで発音練習と英語学習

NativeCamp Inc.無料posted withアプリーチ


so far

「今のところ」「これまでに」「限られた範囲で」等の意味を持つ表現。この表現を理解するためには、それぞれの単語を少し深堀する必要があるのでまずはそこから説明を始める。

最初にsoだが、これは#010のso that構文で説明したように、so強調(これほどまで)矢印の二つの機能を持つ単語となる。次にfarだが、how far is it from here to there (ここからそこまでの距離はどのくらい?)というトラベル英語の定番表現から分かるように、距離的な長さをイメージする単語となる。ただ、longmanには、長い時間という意味も掲載されているので、空間的な広がりが時間にも拡張され「空間的・時間的な広がり」を表す単語ということができる。

以上のことを踏まえて、so farを分解して考えてみると、so(これほどまで)+far(空間的・時間的な広がり)→「これほどまでに広がっている」ということ。

これに、soのもう一つの機能である矢印を加味してどこまで広がっているのかというのを考える必要があるが、同表現ではそれが省略されているので(明示する必要がない)、①時間が過去から現在まで広がっている→「今のところ」「これまでに」、②空間(程度)が想定される範囲に広がっている→「限られた範囲で」といった具合に冒頭の意味につながっている(①では矢印は現在まで、②では矢印は常識内といった感じになると思う)。

なお、同表現は日常会話でも頻出する表現で、so far so good(今のところ順調です)という決まり文句もあるので併せて覚えておくと良いと思う。また、後の例文でも出てくる、as/so far as …という範囲・程度を表す表現がある。asはイコールの機能を持つ単語となるため、so far as…という形であれば、「…というところまで空間や時間が広がっている」となり、「空間・時間」→「範囲・程度」と置き換えれば、スムーズに理解できると思う。

no less than…

「…ほども多くの」という意味を持つ表現。分解して考えれば、no(全くない)+less(劣って)+than(…よりも)→「…よりも全く劣ってない」となり、意訳すれば冒頭の意味につながる。なお、longmanには同表現に続く数字や量を強調するときに使うという記載があり、DUOの和訳にも200人「もの」という形でそれが表れている。

lessについて
lessというのはlittleの比較級で「何かの基準より少ない」ということ。そして、その基準は何かというと話し手の基準となる。この例文では、話し手は200名よりも少ないと思っていたけど(lessのニュアンス)、ふたを開けてみたら全くlessではなかった(noのニュアンス)ということ。よって、200人未満と思っていたけど、実際には200人が亡くなったということになるため強調というニュアンスが発生し、訳せば200人ものという和訳となる。

have died of…

「…で亡くなっている」という意味の表現。so farというのが過去から現在までという時間範囲を表しているため、それに対応して現在完了形を使って表している。

なお、原因を表す前置詞としてofを使っている。fromを使った場合は、インフルエンザの流行を起点として、人々が発熱して、ベッドで寝込んで、、、亡くなるというような過程を意識したニュアンスになると思うがofを使うことで単純にインフルエンザの流行でというニュアンスになっていると思う。

flu

「インフルエンザ」という意味の名詞で、influenzaの省略形となる。influenzaという単語自体はイタリア語に由来しているらしい(イタリアで名付けられたことから)。

epidemic

「伝染病」「病気の流行」等の意味を持つ名詞(形容詞の意味もある)。語源は、epi(~の間)+dem(人々)+ic(名詞語尾)→「人々の間にいる」ということ。ここから「人々の間に広がる病気」といったニュアンスとなり、冒頭の意味につながっている。

なお、接頭辞epi(~の間)を持つ身近な単語としては、episodeがあり、もともと小説や劇の合間に挟む小話という意味で使われていた(sodeは入るという意味)。また、語根dem(人々)については、democracy(民主主義)という単語がdemo(人々)+cracy(支配)→「国民自身による支配」という形で成り立っているため、この単語から語根と意味を紐付けするとよいと思う。

YouTube動画版

動画版も作ってみました。宜しければ、チャンネル登録お願いします。


「マツコの知らない世界」で紹介された国際交流マッチングアプリです。海外の友達を作りたい方にお勧めです。登録無料で使えるのでまずはダウンロードを!!
世界とつながる、英会話で友達になる−Langmate

世界とつながる、英会話で友達になる−Langmate

Langmate Inc.無料posted withアプリーチ


\ 応援をお願いします! /
にほんブログ村 英語ブログへ   このエントリーをはてなブックマークに追加



DUO

Posted by EngxEng